苔玉のお手入れ法〜『苔の巻き直し』
2010年 09月 06日
松は元気に育っていますが、苔が茶色くなっています。 お話を聞くと、
日当りのよい窓辺に置いて育てているけど、一週間のうち2〜3日間その
部屋を閉め切ることがあるそう。真夏は普通に気温が36℃とかになり
ますから閉め切った部屋だとおそらく40℃近くになるのではないかと。
今年は特に暑いから、その室温の高さと蒸れで苔が弱ったと考えられます。
少し緑色の部分もあるので、気長に育てれば苔も復活するとは思いますが
今回は新しく苔を巻き直しすることに。
簡単にその方法をご紹介します☆
まず、苔を剥がします。ハサミを入れると簡単にほぐれます。
苔を剥がし土も少し落とします。せっかくなので土も新しくしましょう。
ビニールの上にケト土を薄く伸ばし、その上に土も少しのせます。
※ケト土とは、河川や湿地に生える植物が堆積して土状になったもの。
粘度質で保水力があります。
松を真ん中に置いたら、ビニールごとケト土で松の根を包み込むように。
おにぎりを作る要領でキュッと握ります。
次は苔。ハイ苔をビニールの上に裏返して置き、ケト土で巻いた松をのせ
ケト土を巻くのと同じ要領で包み込みます。
黒い木綿糸を強く引っ張りながら固めに巻き付けていきます。
しっかり巻き付けたら完成!!2〜3分水に浸けてお皿にのせて下さい。
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